幼児教室は子どもの何かしらの能力を開発するための教室、と思ってまだ習い事なんて…と考えている方に、あえて母親の側からみた幼児教室の良さを考えたいと思います。子どもへの良い影響を考えて通わせるのが本筋ですが、実は母親にとってもうれしい特典がついてくるのが子どもの習い事です。まだ子どもが小さいため、ただ通わせるというよりは、親も教室とかかわる時間が長くなってきます。そこで発生するのが、他の親との交流や自分自身のリフレッシュの時間です。こういったメリットは幼児教室自身が大々的にうたう、というワケではありません。ですので、意外と始めるまでは気付かれにくいのですが、多くの親が幼児教室に子どもを通わせたいと思う理由の一つがここから見えてきそうです。

孤独な育児からの解放をもたらす

 0~3歳までの子どもをもつ専業主婦にとって、育児は大変孤独です。多くの母親が核家族で暮らし、夫の帰りは遅く、毎日、毎日ひとりで子育てをしています。乳児ですと絶え間なく、授乳やおむつ替えの世話が続き、慣れない育児につらい時日々過ごすこともあります。2,3歳になったらなったで、子どもが活発かつ自己主張するようになり、母親は乳児のころ以上に自分自身の時間は持てません。そこで、孤独な育児の解決策として、外に出ることがよく言われます。家にこもっていないで、自治体による子育て支援センターなどを利用して、他の母親たちと交流できれば孤独も少しは癒されます。しかし、問題はどれも行ってもいいし行かなくてもいいという予定、という点です。母親の気分しだいで、今日はまあいいか…と少し足が遠のくこともあります。こうして外に出ないと、今日は誰とも話さなかったなんて一日になってしまい、ますます孤独感が強まります。

ネットワークを広げてくれる幼児教室

 そこで考えたいのが幼児教室の良さです。多くの教室では、例えば水曜日の10時などというように、教室へ行く日が決められています。月謝を払っているという強制力も利いて、親はかならずその日になったら外へ出て、先生や他の母親と交流することになります。この強制力が大事で、面倒でも外にでることで、自分自身もリフレッシュ出来ます。また、教室によっては子どもが習っている待ち時間に、「ママ会」的なおしゃべりの時間になることもあり、実はこれが楽しくて通い続ける親も少なくないようです。おしゃべり会が苦手な方でも、教室ではとにかく指導者である人が一定時間子どもをみてくれるので、非常に助かります。母親としては同じ場所にはいるのですが、疑似的にでもひとりになれる大変貴重な時間です。この育児の重圧からいっときでも離れる時間ができることで、心もリフレッシュして、母親はまた子どもと笑顔で向き合えるようになるのです。